夜のお店で働くポイント

在籍は縛りが多い? デメリット編
2025/5/12 修正
前回は「在籍することのメリット」について詳しくご紹介しましたが、今回はその裏側にある“デメリット”について触れていきます。
在籍という働き方は安定感が魅力である一方で、見落としがちなデメリットも存在します。
自分に合った働き方を選ぶために、あらかじめ知っておきたいポイントをチェックしてみましょう。
デメリット1:人間関係に気を使う
在籍という働き方は、同じ店舗に長期間所属することを前提としています。
そのため、スタッフとの関係性が非常に重要になってきます。
たとえば、店舗のスタッフと良好な関係を築けなければ対応が雑になったりお客様を優先的に回してもらえなくなる…といった不利益を受けるケースもゼロではありません。
もちろん、全てのお店がそうではありませんが「人間関係の影響を受けやすい環境」であることは認識しておくべきです。
また、スタッフだけでなくリピートしてくれるお客様との関係性も無視できません。
出稼ぎであれば“一期一会”で済む場面も、在籍となると「また来ていただく可能性がある」ため多少の我慢や対応を求められる場面も出てきます。
さらに、在籍店のカラーによっては他の在籍セラピストとの関係性にも気を配る必要があります。
ギスギスした雰囲気や無言のプレッシャーなど、内部の空気感によっては働きにくくなるケースも。
出稼ぎのように「必要最低限の関係だけで済む」というわけにはいかないのが在籍ならではの特徴です。
デメリット2:お店の集客力に左右されやすい
在籍の場合、お店の集客状況がそのまま自分の稼ぎに直結します。
風俗業界にも繁忙期・閑散期があり、時期によって来客数にバラつきが出るのは避けられません。
特に新人期間が終わると注目度が下がり、自力で集客できる力がないと収入も伸び悩んでしまうことがあるでしょう。
固定客がいれば安定して稼げますが、まだファンをつかめていない段階ではどうしてもお店の力に頼らざるを得ません。
この「お店頼み」の状態が長く続くと、自分の努力ではどうにもならない苦しい時期が出てくることもあります。
とはいえ、これは裏を返せば「自分の頑張り次第で克服できる課題」でもあります。
写メ日記やSNS・接客の工夫などを通じてファンを増やしていけば、繁忙期だけでなく閑散期でも安定して収入を確保することができます。
ただし、どれだけ努力しても「いつでも会える在籍嬢」というポジションゆえにお客様側も「今すぐじゃなくても大丈夫」と思ってしまうことがあります。
この“後回しにされがち”という状況も、在籍ならではの課題と言えるでしょう。
デメリット3:身バレのリスクがある
在籍期間が長くなると、自然と露出する機会も増えていきます。
広告やHP・写メ日記・動画などを通して自分の情報が拡散されるため、友人や知人に見つかるリスクも高まっていきます。
また、基本的に在籍は「通いやすい距離」のお店を選ぶ傾向があるため生活圏と勤務地が重なりやすいという現実があります。
そのため、出勤中に偶然家族や知人と鉢合わせたりプライベートな時間にお客様とバッタリ遭遇したりといった“うっかり”も起こり得ます。
出稼ぎも100%安全とは言えませんが一定の距離感が保てる分、身バレのリスクは格段に低くなります。
特に身元を絶対に知られたくないという方にとって、在籍という働き方は慎重に検討する必要があります。
デメリット4:マンネリ化しやすい
在籍で同じ店舗に長く通い続けていると、日々の仕事がルーティン化しやすくなります。
最初の頃は新鮮だった業務も、次第に慣れすぎてしまい「いつも通り」の接客になりがちです。
その結果モチベーションが下がってしまったり、やりがいを見失ってしまうケースもあります。
さらに、その“慣れ”はお客様にも伝わってしまいます。
接客が流れ作業のように感じられれば、せっかくのリピーターも離れてしまうかもしれません。
これは長期的に見ても大きな損失です。
こうしたマンネリを防ぐためには定期的に自分のプレイスタイルを見直したり、新しいオプションや演出方法にチャレンジしたりと自ら変化を起こしていく姿勢が大切です。
お客様にとって“いつ会っても新鮮”と感じてもらえるように工夫を重ねていくことで、自分自身のやりがいにもつながっていくでしょう。
最後に
これまで出稼ぎと在籍、それぞれのメリット・デメリットを取り上げてきました。
今回ご紹介したようなデメリットも人によってはあまり気にならない場合もあれば、逆に大きなストレスになる場合もあります。
大切なのは、自分にとって譲れない条件が何かをはっきりさせること。
「人間関係は最小限がいいのか」「稼ぎを優先したいのか」「生活とのバランスを重視したいのか」など、自分の働き方の軸を見つけてそれに合ったスタイルを選ぶことが理想です。
在籍か出稼ぎか、どちらが正解というわけではありません。
自分の性格やライフスタイルに合った選択をして、無理なく働ける環境を見つけてくださいね。