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移籍するとNG客までリセット!?トラブルを防ぐために…
2025/6/10 修正
お店の方針やキャスト側の事情など移籍の背景はさまざまですが、風俗業界においてキャストの「お店移籍」は決して珍しいものではありません。
ステップアップや心機一転を目的とした移籍も多く、基本的にはポジティブな選択肢の一つです。
しかし、移籍によって困ることもあります。
その代表的なものが「NG客情報のリセット」です。
系列店やグループ内での移籍であればある程度の情報共有が行われるケースもありますが、全く無関係な他店舗へ移る場合には過去のNG客データが引き継がれないことも珍しくありません。
今回はNG客の理由別に注意点や対策を解説しながら、移籍時にトラブルを防ぐためにできる準備や心構えについてお話ししていきます。
NG理由① 過剰プレイ・本番行為の強要
風俗業界には、守るべきルールや提供可能なサービスの範囲が明確に決められています。
しかし中には、その一線を越えてくるお客さんも存在します。
たとえば本番行為を求めたり、規定外のプレイを強要してくるようなケースです。
初めての違反であれば口頭での注意で済む場合もありますが、執拗だったり何度も繰り返すようであればお店としてもNG対応を取らざるを得ません。
女の子の判断だけでなく、お店全体で出禁にすることもあります。
こうしたお客さんはキャスト個人に執着しているというより、ルール外のプレイをどこかで引き出そうと狙っているケースが大半です。
そのため、移籍後に提供サービスが変わっていない場合はまた同じような強要をしてくる可能性があります。
移籍先でのサービス内容が変わっていない、または同等の場合は店舗に事情を伝えて事前に注意してもらうのが安心です。
万が一、再度接触があり不快な要求をされた場合には移籍先のお店でも改めてNG対応をしてもらいましょう。
NG理由② 体質や相性の不一致
意外と多いNG理由が「生理的に合わなかった」というケースです。
体臭や肌の感触・声のトーン・体格などどちらが悪いというわけではないけれど、どうしても「無理」と感じてしまう相手というのは誰にでもいるものです。
こうした相性の問題に関しては強いトラブルには発展しづらいですが、無理して対応を続けることでキャストのストレスが蓄積してパフォーマンスやメンタル面に悪影響を及ぼす可能性もあります。
もし移籍後に再会してしまった場合は、無理をせずにすぐスタッフへ伝えましょう。
キャスト交代などでスムーズに対応してもらえるよう「なぜNGにしたのか」をあらかじめ移籍時にお店へ共有しておくのが理想です。
そうすることで、いざという時に迅速な対応がしやすくなります。
NG理由③ 危害や執着のリスク
最も注意が必要なのが「危害が及ぶ可能性があるお客さん」です。
接客中のコミュニケーションや甘い言葉を演出ではなく本気の愛情だと受け取ってしまい、執着・ストーカー行為に発展してしまうケースがあります。
このようなお客さんはキャスト個人に対して強い感情を持っているため、移籍したことを調べて追ってくる可能性もあります。
SNSやネット掲示板などを通じて新たな在籍先を突き止める執念を見せることもあるため、対応は慎重に行うべきです。
万一再会した際には、危険性をお店に共有してNG対応を取ってもらうことが絶対条件です。
さらに、名前・電話番号・身長・髪型・持ち物・口調などできるだけ多くの情報を移籍先に伝えておくことが重要です。
また、再来のリスクを下げるために顔認証や身分確認がしっかりしている店舗を選ぶ・出勤時間をずらす・出勤エリアを変えるなどの自衛策を取るのも一つの有効手段です。
NG客トラブルを避けるための具体的対策
移籍先でNG客と再会してしまうリスクを避けるためには、まず「事前共有」と「環境の変化」が基本になります。
・お店へのNG客情報の共有
→ 名前・電話番号・特徴などの情報をできるだけ詳しく伝える
・会ってしまったらすぐ報告
→ 自分で対応せず、必ずスタッフを通じて対処してもらう
・エリアや業種を変えて移籍する
→ 出勤パターンや顧客層が変われば再会リスクが激減
名前や写真を変えることで再発見されづらくすることも可能ですが、その分SNSや固定客の再獲得が難しくなるというデメリットも。
加えてネット掲示板や口コミサイトなどに前店舗の情報が書かれてしまい思いがけず「バレる」こともあるため、完全なリセットは現実的に難しい部分もあります。
ただ、深刻でない理由のNGであれば「お店にだけ共有しておく」という方法でも十分対応可能なケースが多いです。
多くのお店ではキャストが辞めてしまうことが最大の損失と考えているため、NG客の対応については柔軟かつ親身にサポートしてくれる姿勢を持っています。
不安なことがあれば一人で抱え込まず早めに相談することで、より安心して働ける環境を築くことができます。
自分の身を守るためにも、そして快適に働き続けるためにもNG客への備えはしっかりと整えておきましょう。
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