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ガチ恋営業は危険!?体験談からみる注意点・後編
2023/3/28 修正
2025/3/6 修正
「ガチ恋営業」とは、サービスを提供する側が顧客に対して「まるで本当の恋人かのように振る舞う」ことで疑似恋愛を楽しませる接客スタイルのことです。
前回では「仕事でお客様と疑似恋愛をしている」ことを上手く伝えられず、トラブルにまで発展してしまった体験談をお話ししました。
特にキャバクラ・ガールズバー・風俗・メンズエステなどの業種では、疑似恋愛を活用した営業手法が一般的になっています。
お客様に「特別感」を与え、通い続けてもらうためのテクニックとして活用されることが多いです。
ですがその一方で、相手が本気になってしまうことで思わぬトラブルに発展するリスクもあります。
「本当の恋人のように接してくれるからこそ楽しい」「毎回特別扱いしてもらえる」といった感情が芽生え、お客様が恋愛感情を抱くことは珍しくありません。
これが「ガチ恋客」と呼ばれる存在の誕生につながるのです。
しかし一線を越えてしまった場合、思わぬ問題が発生することも……。
パターン③:ガチ恋営業が痛手に…!
メンズエステで働くユメさんは、お客様に「恋人のような時間を提供する」ことを意識した接客をしていました。
彼女は数時間だけの恋人として割り切って遊んでくれるお客様が多いことを理解しつつも、時には本気で恋愛感情を抱いてしまうお客様が現れることもありました。
彼女自身も「これは勘違いかもしれない」と思うことはあったものの、営業の一環としてそれを逆手に取ることもありました。
多くのお客様は疑似恋愛と現実の恋愛の違いを理解していますが、中には境界線を見失う人も……。
そんなある日、ユメさんは大きなトラブルに巻き込まれました。
デートコースで予約していたCさんのもとへ向かった彼女。
しかし到着してみると、そこにはCさんのご両親が待っていたのです。
「えっ……?」
混乱するユメさん。
実はCさんは彼女のことを「本物の恋人」だと思い込んでおり、なんと両親に結婚相手として紹介しようとしていたのです。
「いやいやいや……!」
頭の中で警報が鳴り響くもその場ではどうにもできず、気まずいながらも和やかな雰囲気を保ちつつ食事をすることになりました。
何とか食事を終えて解散することはできましたが、帰宅後すぐに店長へ連絡。
店長からCさんへ下記を伝えて対応しました。
・第三者を交えたコース利用は規約違反であること
・営業スタイルの一環であり、個人的な交際ではないこと
・今後Cさんの予約は受け付けられないこと
その後ユメさんはプロフィールに「数時間だけの恋人はいかがですか?」と明記し、営業とプライベートの境界線をはっきり示すことで勘違いを避ける工夫をするようになりました。
ガチ恋客のメリットとデメリット
*ガチ恋客がもたらす利点
ガチ恋客には、営業面でいくつかのメリットがあります。
1.高頻度で通う
・「他の男性客に負けたくない」という独占欲から、定期的に通う傾向にあります
・結果的に安定した売上を確保できる場合があります
2.長時間のコースを利用する
・少しでも長く一緒にいたいという気持ちから、長時間の枠を取ることが多い
・結果的に短時間で多くのお客様を相手にするよりも、体力的な負担が軽減されることも
3.性病リスクの低減
・「お気に入りの子以外には通わない」というガチ恋客の性質上、性病リスクを低減できる可能性があります
4.オタク気質の人は太客になりやすい
・「推し文化」の影響で、一途に同じ人にお金と時間を投資する傾向がある
・太客(ロイヤルカスタマー)になる可能性が高い
*ガチ恋客に潜むリスク
一方で、ガチ恋客には以下のようなデメリットやリスクも存在します。
1.個人情報の流出リスク
・「好きだからこそもっと知りたい!」という欲求が強くなり、個人情報を探られる可能性がある
・SNSや掲示板に個人情報が晒されることも
2.営業妨害につながる可能性
・「自分だけのものにしたい」という気持ちから、他の客を遠ざけようとする行動を取ることがある
・「あの子はこういうことをしてくれる」と事実と異なる噂を流されることも
3.ストーカー被害のリスク
・最悪の場合はガチ恋客がエスカレートし、ストーカー被害につながる可能性がある
・お店の異動や警察沙汰になるケースも珍しくない
まとめ:ガチ恋営業のリスクと向き合う方法
風俗やメンズエステといった接客業ではお客様と心理的な距離が近くなりやすいため、ガチ恋客が生まれる可能性が高いです。
もちろんガチ恋客がもたらす経済的メリットは大きいですが、一歩間違えると深刻なトラブルに発展しかねません。
大切なのは「疑似恋愛」と「リアルな恋愛」の境界線をしっかりと引くこと。
・プロフィールやトークで営業の一環であることを明確に伝える
・プライベートな情報は絶対に漏らさない
・不穏な動きを察知したらすぐにお店や周囲に相談する
このようにしっかりとリスク管理を行うことでトラブルを未然に防ぎ、安心して仕事ができる環境を作ることができます。