夜のお店で働くポイント
キスで感染する性病ってある?
風俗で働く上で気になるのが性病についてですよね。
性病にならないよう、ライトなサービスを行う風俗業種を選ぶから大丈夫!と思っていませんか…?
確かに風俗は色々な業種があり、業種によってサービス内容は様々。
中でも、どんな業種でも行う可能性があるのが「キス」です。
今回は「性病」×「キス」を題材にお話していきます!
キスだけで性病はうつるの?
先に結論をいうと、うつる可能性は高くはありませんが十分にあり得ます。
性病は粘膜を媒介して感染をするからです。
例えば、性病を持っているAさんに対してBさんがオーラルセックスを行ったとします。
そうするとBさんの咽頭にウイルス感染してしまいます。
そのBさんとCさんがディープキスをすることで粘膜接触が成立し、Cさんも同様に咽頭へ感染することがありえてしまうのです。
また、唇に性病の症状が出ているときにキスをしてしまうとそこから感染してしまう恐れも十分考えられます。
オーラルセックスやキスでうつる可能性がある性病は?
①淋菌感染症(いわゆる淋病)
淋菌が原因となる性病です。
性器へ感染時には排尿時の痛みやおりものの変色がありますが、咽頭への感染時はわずかな腫れや無症状であることが多いので気付かないうちに感染を広めていた…なんてことも。
また、感染力が高く衣服やタオルを経由して感染することもあります。
内服の抗菌薬が効きにくくなっているため、抗菌薬を注射で治療するのが効果的です。
②クラミジア感染症
クラミジア・トラコマティスが原因となる性病です。
淋病と同様に性器に感染時には同様の症状や頻尿といった症状が確認でき、咽頭への感染時も同様に無症状であったり気付かなかったりし発見が遅れやすい病気です。
こちらに関しては内服薬が効くので内服抗菌薬での治療が一般的です。
③単純ヘルペス感染症
単純ヘルペスウイルスが原因となる性病です。
ヘルペスは一度でも感染してしまうと完治することが出来ない病気です。
性器ヘルペスであれば性器の周りに、口唇ヘルペスであれば口の周りに赤くはれた水ぶくれが出来ます。
喉へ初めて感染した場合は発熱や喉の痛みがおきる可能性があります。
一度発病していれば保菌者となるため、症状が表れていなくても感染する恐れがあり、尚且つ感染力が強いのが怖いところ。
症状を押さえる薬はありますが完治させる薬は現在ありません。
④梅毒
梅毒トレポネーマという細菌が原因となる性病です。
3週間前後の潜伏期間を経て性器や口に3ミリ~3センチのできものが見受けられ、その後3ヵ月あたりから掌や足裏、身体に赤い発疹ができ、3年後あたりに全身の皮膚や筋肉にゴム状の腫瘍が発生、10年後には脳や心臓まで病変ができる可能性があります。
梅毒の恐ろしいところは、初期症状は数日間でなくなるので回復しているように見えることです。
梅毒は早期であれば薬物治療により完治が可能ですが、治療が遅れたり放置したりしてしまうと死に繋がる可能性も十分にある病気です。
まとめ
プライベートにおいてもキスは身近なものです。
風俗で働いていれば、そのリスクは尚更あります。
うつされる心配ももちろんですが、自分自身がうつす媒介者となることがないよう、不安に思う症状をみたときは医療機関で対応をしてもらいましょう。
リスクや危険性を知った上で、症状がなくても定期的に検査を受け、安心して働ける環境を整えましょう。